かてもすの日記

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ピノコニー ストーリー全体感想【スタレ無課金】

 

 

↑続きです!

 

当記事ではピノコニー編の全体感想を書いていきます。

 

 

★まずは良かった点!

  • ホタル!

ピノコニー編MVP。

ホタルは実はサムで現実では犯罪組織に在籍しており、難病と戦う苦労がありながらも社会から理解されない壮絶な人生です。

 

だけどホタルは夢の中では楽しくデートしたり思い出写真撮ったりしたいと思っていました。

ここが重要!!!


普通の惑星・普通の境遇・健常な身体に生まれてたらきっと結婚したり楽しく幸せに過ごせていただろうと思えるほど素の彼女は純粋で可愛らしいです。

 

難病と犯罪組織という2つの業を背負いながらも、本心では年相応に女の子らしく楽しく生きたかったという無念が見られました。

 

「ピノコニーでは誰もが夢を見ることができる」というシナリオ序盤の主題を的確に表現できていたと思います。


そしてそんなホタルの無念を理解してあげられるのは一緒にデートした主人公(=つまり私達)だけです!

 

筆者的にはこの展開だけで満足です。

スタレ始めて良かったと思いました!

 

 

↑こんな純粋無垢な笑顔&ピースしちゃうくらいには乙女!

 

列車組に拾われてエンジョイできているノンデリブス三月なのかは正反対の生きざまですね。【星核ハンターに拾われたホタル】と【星穹列車に拾われた三月なのか】は対照にしてるんだとと思います。

 

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  • サンデーvsロビン

飛べる鳥と飛べない鳥がいると言うサンデー。

 

それは幼い頃自身の判断で保護した鳥が死んでしまった経験に基づいており、そしてその鳥は結局どうあがいても助からなかったという結論が出ています。

 

密航者を見逃したか否かの件でもいずれにせよ痛い目う運命だったと決めつけており、要は世の中自分にはどうにもできないことは多いと学んだようです。

 

ロビンが紛争に巻き込まれて心配故に本当は遠出をやめて欲しいと願うなど、結局は心配や不安からネガティブ思考に陥ったと読み取れます。

 

サンデーは自身の悲しい経験から秩序ある平和な世界を目指し、結果的に暴走してしまいました。

 

 

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一方でロビンは超が付くほど純粋で、花火にちょっと怒ったくらいで一貫して良い人キャラでした。

 

チャリティーコンサートで歌ったり、ドリームリーフで孤児を励ましたりと聖人行動を連発。もちろん素晴らしい行動です。

 

一方で「強者が弱者を助け続ければ世界は必ず良くなる」という思想はお嬢様感がぬぐえず、自身が温室育ちで上級国民だからこそ弱者の現実が理解できていない部分があります。

この設定が秀逸!

 

 

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この兄弟はどちらの言い分もわかります。

 

サンデーは現実に着目し、

ロビンは理想に着目しています。

 

サンデーが自身の苦労経験に基づいて、弱者は夢の中で幸せに生きる方が良いと決めつけました。

 

一方でロビンは弱者は助けて各々が活躍できるよう支えた方が良いと展開。そのために自身は積極的に行動しています。

 

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筆者はこれらの展開を見たときにすぐ【親ガチャ】理論じゃんと感心しました。

 

親ガチャがあるか否かは結局各々の主観だと思いますが、サンデーはある派でロビンは無い派です。

 

サンデーの上手いところは、星穹列車組のような英雄には弱者の現実なんてわからんと言ったところです。

 

まぁ、実際そうでしょ。

 

このサンデーの主張に対しての反論で的確なものが少なく、根性論で弱者は弱者なりに自分の人生を決めれる……というのはおかしいです。

だってあなたたちは弱者じゃないじゃん。

 

結局サンデーは悪役故に夢破れて倒されますが、ここの理屈に関しては正直サンデーの方が説得力ありました。

 

意外にもロビンや主人公組の方が理想を掲げるばっかりで、現実に対しての良い回答が得られていないように見受けられました。

 

良い悪役の魅せ方だったと思います!

 

 

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ただ一応親ガチャ論に対する答えはミーシャが出してくれたと思っています。

 

クロックトリックは結局「ちょっとした後押し」と言いました。

 

結局環境が裕福か否かに関わらず、自分の人生自分で決めて頑張るしかないのです。

 

だからクロックトリックのように他人を後押しして頑張ってもらうというメッセージでした。

 

これを最後に言い残すミーシャ=ミハイルがかっこよすぎます!

ミハイルもピノコニー開拓で様々な苦労をしており、その上でこのメッセージを言えるのは素晴らしいです。ここのシーンは激熱でウルっときましたね。

 

なのでロビンのように他人を励まし助ける活動は正解ですし、またサンデーの親ガチャはあるでしょ論も正解です。

 

お互いに正解であり間違ってる部分もあるからこそ討論になるのです。それで良かったと思います。

 

 

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そんなこんなでVer2.2の目玉部分でもあったサンデーの主張VSロビンの主張は中々考えさせられるものですごく良かったです!

 

また久しく兄に会っていなかったらしいロビンが、昔からの変化を寂しがるようなシーンは良かったです。

 

昔からの純粋さが変わらないままのロビンと、変わってしまったサンデーの対比でした。

 

 

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  • 帽子の継承→調和開拓者

先のミーシャの発言もそうですが、先代ナナシビトであるミハイルのクダリは美しいまとめ方だったと思います。

 

特に帽子が開拓者に継承される展開はあまりにも熱く素晴らしいです。

 

ピノコニーの地で礎を作った先代ナナシビトの意思を継ぎ、現代ピノコニーの問題解決するという継承が描かれていました。

 

2.0で下車前に触れられた先代ナナシビトの件自体が2.0~2.1では全然触れられずにあんまりプッシュされないのかと思いましたが、最高の魅せ方ができたと思います!

 

なおベロブルグの時の炎の槍獲得展開はやや突拍子のあるものでしたが、今回の調和開拓者の運命追加は自然なもので良かったです。

 

 

↑このホタルの列車組の主役です感、草。

 

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  • 主題歌が美しい

ホタルが密航者であることを打ち明けるシーンで流れる曲「傷つく誰かの心を守ることができたなら」が非常に美しいです。

 

先で触れた通りのホタルの無念を、切なくも見事に表現できていて素晴らしいです!

 

Ver2.1までのスタレの歴史で相対的に登場頻度が高くなかったホタルというキャラを一気に引き立てたのもこの曲ありきだと思います。

 

スターレイルは初乗車時やカカリア戦など要所要所でボーカル付きの曲が流れますが、今回が1番良かったです。

 

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★気になる点も

  • 描写不足

ご都合主義的な展開の連発はSP作品ならではなので別に良いと思います。世の中のフィクション作品なんてどれもそんなもんですし。

 

ただ色んなキャラや色んな用語をこれでもかと展開した割に、回収仕切れなかった要素も沢山あったように見受けられます。

 

代表的なのは花火の相互保証破滅ボタンです。

2.1のアベンチュリンのクダリから見せておいて、セレモニーでテロでもするのかというところで結局使用シーンがありませんでした。

 

またブートヒルも結局何しに来たのかが微妙すぎて、全体的に尺の配分に失敗した感が否めません。

 

他の惑星のストーリーより主人公達の活躍も少なかったように思います……スタレは主人公達の物語なのに…

 

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そんなわけで完成度という面ではお粗末な展開が少なからずありました。まぁ面白かったので多少はどうでもいいんですけどね。

 

結局字数やボリュームを増やせば増やすほど良い……なんてことはなく、わかりやすく的確な構成にしないとさっきのは何だったんだというのが多くなってしまいます。

 

【一方その頃】や【少し前】みたいなシーンの飛びが多く、意味深なことを言って解決しないまま次また意味深なこと言うみたいなのが多すぎました。

 

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  • ガバガバ

これも描写不足な部分なのかもしれませんが、世界観に対して行動がガバガバすぎるのも多かったです。

 

1番はホタルがやりたい放題だった点です。

 

正式な招待客じゃないのをいいことにドリームリーフ送りになっても高速で戻ってきて、サムに着替えて主人公と戦闘とかもちょっとそんな上手く行くんか?と思いますし、

 

指名手配されていていくらサムの姿じゃないといえオーディションに出て目立つことになったりとマジで何でもありでした()

 

カフカや銀狼はめっちゃ発信元ぼかしたりセキュリティ対策してたのに()

 

脚本によると3回死ぬとかも結局どうなったのか意味不明だったのでせめてホタルの結末はちゃんと映して欲しかった…

 

絶対ロビンやブートヒルよりホタルに視点変更で操作させるべきだったでしょ。

(本来ではホタル操作も多かったけど急遽2.2で実装できなくて色々描写がおかしくなったとか?)

 

ホタル可愛くて大好きですけど、流石に何でもありすぎてこれでいいのか感も強かったです。

 

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あとラスボスとの初戦闘で景元とか呼んで勝ったように見られたのに、何故か負けていたとブラックスワンに告げられたのは、何がどうしてそうなったかが圧倒的に意味不明でした。

 

せめてペーパーマリオのラン〇ルみたいにボスが負ける直前に意味深な行動を見せていれば良かったのに、それらしきものが見当たらないせいで何故幻覚を見せられたのかとか一切わかりませんでした!

 

これなら素直に負けイベントで良かったのでは?

 

この辺は捻りたくて無理矢理展開を行った感が強いです。

 

結局夢境世界にしかいないミーシャが現実にいたという矛盾が指摘され、結局主人公たちが最初からいたのは夢境世界という線が濃厚です。

 

そんな重大な設定ならこここそもっと伏線張るべきでしたし、どんでん返しとして使うならもっと尺使えよとは思いました…

 

こういう部分を丁寧にやらないとホント夢の世界とは言え何でもありすぎになっちゃいます…

 

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★ピノコニー編ほんとおもろかった!

話が濃厚で推理要素も多くて面白かったです!ピノコニー編が一番好きです!

 

ベロブルグの話は面白くて、宇宙ステーションヘルタと羅浮は微妙だったので今回一気に盛り上がって良かったです!

 

アベンチュリンも中々人気出たようですし、ホタルも告知のツイートに膨大ないいねがつくなどスターレイルの人気はうなぎ登りなようです。

 

今回のピノコニー編のようなクオリティだと今後の惑星にもより期待できます!

 

高難易度コンテンツも続々追加で戦闘面のやりごたえも増やしてくれてます。むしろストーリーは会話パート多め・戦闘少な目で戦いたい人は戦闘のコンテンツやってねってことだと思います。

 

スタレ始めたのはカフカさんに惹かれたからですが、ホタルという推しも増えましたし気楽に遊べるゲームで本当にインストールして良かったです!

 

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