かてもすの日記

ゲームや旅の趣味ブログ

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五等分の花嫁 各キャラ感想

 

 

↑前回の続きです。

 

前回は作品全体の良かったポイントを書いたので、今回は各キャラの良かったポイントを書いていきます。

 

 

★各キャラ感想

  • 一花
  • 二乃
  • 三玖
  • 四葉
  • 五月
  • 主人公
  • 五姉妹の父
  • 零奈(母親)
  • その他のキャラ

 

言及したいキャラは上記です。

以下各キャラ感想です。

 

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  • 一花

最序盤バイトといいつつオッサンに車で送られるというパパ活キャラかと思いきや、女優を目指す頼れる長女キャラでした。

 

まぁ正直典型的な負けヒロインでしたが筆者はかなり好きです。

 

三玖を応援しつつ段々主人公を好きになるというのは王道ですが、後半自分が勝つためにまさかの三玖に変装して三玖の評価を下げるという圧倒的な性格の悪さでした。

 

比較的ほんわか路線であまり酷な展開が少なかった当作品で際立って悪なシーンでしたね……でもこれは作品を盛り上げる大活躍でした。

 

序盤はお色気担当のお姉さんキャラかと思いきや、中盤からクレイジーに覚醒するものの、終盤女優として大成して圧倒的に勝ち組に成り上がるという役得でした。役者だけに。

 

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  • 二乃

後半の展開で大正義圧倒的ヒロイン力を見せつけた可愛い物体。フォーミダブル。

 

間違いなく作品全体のMVPで、正直五等分の花嫁の面白さの5割くらいを担っていたと思います。

 

物申す系のキャラは話を円滑にかつ大胆に盛り上げてくれるので好きです。後半からは1番応援していたキャラです。

 

デレてからの怒涛のアプローチや他の姉妹に負けない姿勢を全面的に出したり、一緒にケーキ屋で働いたり混浴に入ってきたりと行動がとにかく強い。

 

周りを蹴落とす発言しながらも一花の悪行には後出し理論で説教する小賢さも優秀でした。お前は言えん立場やろ()

 

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ただ作品前半があまりにも厄介キャラで睡眠薬強制送還などいかんせん第一印象が悪すぎました…

 

また金太郎→実は風太郎と判明の際に、風太郎を好きになっていく過程をもーちょい丁寧に書いて欲しかったです。

 

が、恐らくこれらは全部作者の計算であり、そこまで二乃を上手く描写したらヒロインとして一強になっちゃうことを警戒したんだと思います。

 

ただでさえ料理上手だしあまり設定盛りすぎると人気が偏ることを警戒しての前半クソムーブだったのでしょう。

 

前半の大爆死に反して後半の圧倒的な活躍は2018年平昌五輪のネイサンチェン選手の演技を思い出させます……羽生宇野寄りのNHK実況でも絶望的な声で擁護する様は今でも耳に残るほど衝撃でしたね。

 

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  • 三玖

こちらも二乃に負けないくらい素晴らしいヒロインでした。

 

全国の童貞読者の心を鷲掴みにしたであろう純粋ウブムーブは強力でしたね、まぁ筆者が鷲掴みにしたいのは一花のおっぱいですが…

 

個人的に一番丁寧に描かれていた印象です。

 

大人しい不思議ちゃんキャラのスタートから戦国武将がきっかけで風太郎を好きになるという、作中で1番最初にデレたキャラでした。

 

それゆえに序盤から彼女中心で恋愛面の描写があり、終盤まで充実して活躍が描かれていました。

 

修学旅行での覚醒したあとの積極性、とりわけプールで水着の肩ヒモを浮かせる仕草など恋をして大きく変わった様子が見受けられます。

 

彼女のハイライトは文化祭でのリーダーシップの発揮で、ここは三玖推しじゃなくてもかっこよさに惹かれたと思います。成長が見られた最高のシーンでした!

 

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欠点は本人も自覚していて読者もよくわかる【際立った魅力のなさ】です。

 

内気な割に頑張っていたものの、どうしても一花と二乃の華やかさに負けていたのは否めません。

 

ただここも前述の二乃と同じく、三玖のキャラをこれ以上盛りすぎると一強になりすぎる懸念があったのだと思います。

 

描写は全体的に丁寧でしたが、大きな武器はないから負けたという分かりやすい敗北だったと思います。

 

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ただ読者からは好かれるキャラなので人気が得られて報われたと思います。

 

戦国好き設定は結局映画村くらいしかその後活きずにほぼ死に設定になりましたね……一方でこういう設定を無理に引っ張らない潔さも良かったと思います。

 

そして料理設定はとても良かったです。料理超下手が料理の専門学校を目指して意中の相手を喜ばせたいとどこまでも努力家でした。よきかな。

 

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  • 四葉

正直この作品の勝者にして一番可哀想な役です。

 

正ヒロインに選ばれたもののその後のリア充幸せシーンは極端に少なく、かつ上3姉妹より恋愛シーンが圧倒的に少なかったです。

 

間違いなく作品の都合上ほぼ消去法で結婚させられたキャラで、言い換えれば四葉エンドは叩かれても別にいいから四葉に決まったと読み取れます。

 

だってさ、そんなに四葉魅力的だった?

 

キャラクター的にも素直で純粋で転校後は終始いい子キャラでした。自分のせいで全員転校になった負い目がありサポートに徹するキャラで正直目立った活躍は少なかったです。

 

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風太郎から見た結婚の最大の決め手も過去の1日のデートですが、これはドラクエ5の嫁ビアンカ・フローラ論争で「え?幼馴染といいつつ思い出はレヌール城の冒険だけ!?wwwww」となるのとそっくりです()

 

結局過去京都での出会いが初恋の相手で運命の相手という分かり切ったどんでん返しでしたが、正直あれだけ一花二乃三玖で話を盛り上げといてそれはないでしょという意見は大いにわかります。

 

てか四葉エンドはある意味炎上商法です()

 

3人から選べないから消去法でくっつけられた可哀想な人。四葉の人気をあまり出さないよう意図的に控えめに調整してから結婚させた故に人気も出ないとわかります。

 

自分が部活漬けで転校になったのに、転校後も部活のヘルプばっかりするあたりのダメさはどう考えても人気出ないでしょ…

 

勝負に負けて試合に勝ったの典型的な例です。(逆か?)

 

てかヨツバってなんだよヨツハ読みの方が可愛かったくないか?

 

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  • 五月

ほとんど存在価値も活躍もなかった可哀想なキャラ。地味様。

 

清楚・大人しいキャラは完全に三玖に食われていました。流石にヒロイン5人の完璧な書き分けやキャラ分けは難しかったか…

 

設定上の頼みの綱となる【主人公と最初の接触者】だったり【上杉家の親交】もほとんど活かされませんでした。

 

最終盤で思い出したかのようにプリクラ出したのは思わず失笑しましたね()

 

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てかあれだけ姉妹仲が崩壊するのを警戒してたなら、いっそもうみんなで上杉君は平等にあきらめませんか??くらい言っても良かったと思います。(作品終わっちゃうけど)

 

主人公を好きになる過程もわりと超絶意味不明です。

 

でも言うならばハナからヒロインにする予定のない五月に尺をあまり使わなかったのはテンポの面で良かったと思います。

 

例えるならスーパーでお寿司パック買った時に入ってる緑色のビロビロのような存在でした。

 

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  • 主人公

キモいかキモくないで言えばキモいけど、恋愛漫画の男主としてはまだマトモです。

 

というのもニセコイやカノカリ、ドメカノの男主が無理すぎて相対的に風太郎はマシでした。よかったね。

 

クラスの除け者からある程度馴染むという成長も良かったです。

 

というかこの漫画ちゃんと各キャラに成長が見られて良いです!

 

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序盤に四葉と五月に好かれてその方面で2者掘り下げあるのかと思ったら結局ほとんどなかった()

 

まぁまぁの便利屋で上杉家における五月ポジションでしたね。

 

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  • 五姉妹の父

マルオ。ヒカキンの犬。

リヴァイ兵長。

 

ヘイト要員でしたが筆者的にはそんなに悪い人ではなかったと思います。

 

たとえ正論であっても雇われの高校生から説教されたら普通ムカつくでしょ()

 

医者として極端に忙しいシーンとか、もう少しマルオを擁護するシーンがあっても良かったかもしれないです!

 

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  • 零奈(母親)

まさかまさかの教えの先生に種付けされて逃げられて病死というとんでもない業人。

 

正直このキャラもだいぶ悪いでしょと思います。

 

むしろ容姿しか取り得ないのにこんな女の娘を引き取るマルオが偉いと思いました。

 

娘が5つ子で子育てが超大変で、でもクソモテる美人ならさっさともっと理解ある人と再婚しなきゃダメでしょと言いたい。

 

まぁそれだと作風変わっちゃうけど()

 

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  • その他のキャラ

あとはあまりピンと来るキャラがいません。

 

あくまでモブはモブで全然掘り下げなかったのが良かったと思います。

 

五等分の花嫁と主人公の成長・恋愛の物語なので、そこを徹底して余計な部分に尺を使わなかったのがテンポ完璧でした。

 

強いて言うなら零奈の父親もその後なんかあるかと思いきや全然触れられませんでしたし、五つ子も風太郎も母親が死んでるのに過程とかあまり触れられていませんでした。

 

一貫して人の死などネガティブなシーンを少なめにしているのも、明るく晴れやかな世界観の中で良かったと思います。

 

ギャグマンガで唐突にシリアスなことやる作者のオ七ニーとかマジで寒いので。そういう脱線が無いのも評価点です。

 

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★リアル恋愛とも共通な部分

ここからは童貞の方はお帰りになって結構です。ここまでお読みくださりありがとうございました。

 

本作は男性作者で、良く言えば【男が好きになる女】の描き方が上手かったと思います。

 

筆者はこれまで【明日カノ】【ドメカノ】【ハレ婚】あたりの女性作者の恋愛漫画を好んでいましたが、男性作者と女性作者で女キャラの魅せ方がまっっっったく違うんですよね。

 

簡単に言えば男作者のヒロインはおっぱいがデカくて主人公に好意的ならほぼほぼ人気がでます。それに対し女性作者のヒロインはドロドロしていて女のめんどくさい部分に男主がどう向き合うかの過程で株を上げようとします。

 

加点方式する男と減点方式する女の違いですね。

 

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それとは別ですが五等分の花嫁には割と面白い女性心理が描かれます。

 

それは女同士は同じ男を狙うとよりその男が好きになるという点です。

 

筆者も何回か経験あるのですが、別に二股を掛けたいとかじゃなくてたまたま同じタイミングで2人の女の子と仲良くなるとどっちもすごいアプローチしてきます()

 

過去4回くらいありました。

モテ期!選び放題!

 

人間誰もが独占欲あるので、とにかく振り向かせようと滅茶苦茶必死になって来ます。

 

五等分の花嫁だって別に風太郎にガチ恋するのはせいぜい二乃と三玖くらいで、モテる一花や恋愛にあまり興味ないその他2人はそんなにガチにならなくていいんです普通に考えて。

 

ただやっぱり皆が話題になってる人を独占したいとか勝ちたいという欲求は計り知れません。勝負事ってどんなに些細なことでも負けたら悔しいですよね?

 

またここで男が大事なのは皆と仲良くして誰にも特別感を出さないことです。せいぜいもう片方の人とはたまに遊ぶ程度だよ~くらいにして普通でいることです。

 

蛙化現象とはよく言ったもので、誰かを優勢にしちゃうと上手くいかなくなると思います。

 

なので多人数恋愛の特徴を上手く捉えてるなと筆者は感心しました。

 

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またこちらも異性恋愛の真理で、第一印象の大事さです。

 

恋愛は第一印象でほぼ決まると言っていいと思います。

 

逆に第一印象さえよければ付き合うまでは楽です。

 

なのでこの辺りも最初絶望的な状況で親身になってくれた・印象の良かった四葉が勝ったのも、最初から狙っていた可能性はあります。

 

(つまり一二三はあくまでも盛り上げ要員として割り切って最初から描いていた節が濃厚)

 

逆に後半のどう考えても二乃を好きになりそうなムーブも、二乃の前半の第一印象が悪すぎたために効果が薄かったと読めます。

 

まぁ結局は過去京都の件での出来レースでしたが、二乃と四葉は第一印象の影響があっても不思議ではありません。

 

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↓ミーハー漫画過去感想です↓