かてもすの日記

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今更ながらチェンソーマンを読んだ感想

 

映画化で話題になっている『チェンソーマン』。

 

前職の先輩が推していたこともあり、今更完全未読の状態で第一部を読みましたが、

 

・・・うん。

 

~完~

 

なんか最初~レゼ編くらいまで結構面白かったのに、そこからはすごく微妙に感じました。

 

事実この作品が出始めの時は結構話題になったのに、いつの間に(今回の映画化まで)全然名前を聞かなくなってたのも納得です。

 

主観バリバリの感想を書いていきます。

 

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★序盤は面白かった!

恋愛に憧れる煩悩まみれのデンジのセリフがいちいち面白く、女性キャラが全体的に魅力的で、殺伐とした世界観ながらおふざけ要素がとても良かったです!

 

主人公が相棒の悪魔の能力を得て、実質不死身となり悪と戦うバトル漫画です。

 

ただ敵に勝って終わりじゃなくて、主人公の下心が面白いというエロな人間ドラマ部分が良かったと思います。

 

ミステリアスな女上司マキマが実質的なヒロインですがとても魅力的です。

 

短命ながら第2のヒロインとなるレゼもとても可愛く、またこちらも悲惨な死を遂げる姫野もとても良いキャラでした。

 

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また残忍で独特の世界観ながら、世界観の説明が少なくてダレないのもとても良かったです。

 

序盤から話のテンポが良く、どんどん話が進んでいく感じが読みやすかったです。

 

11巻で完結する第一部は序盤から読みやすく、下手にメインの話の大筋から脱線することも少なくて良かったです。

 

最近の漫画にありがちな急な過去編も少なく、とにかく序盤からテンポ良く話が進んでいきました。

 

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また主人公が不死身という設定上どうせ戦闘に勝ってしまいつまらない……だから身内を56して緊張感出すのはとても良かったと思います。

 

印象的なのは姫野先輩の死で、早川アキを想う気持ちの強さや優しさがとても上手く描かれていました。序盤のキャラ描写は短いわりに丁寧で非常に良かったです!

 

当初身内の死に悲しまなかったデンジが、終盤身内へ愛着湧く成長の物語として良い魅せ方でした。

 

このデンジの下心からなる人間ドラマが、バトル漫画ながら非常に良かったです。

 

…なのに中盤からは強敵が出現しては倒すだけで、主人公の恋愛感情の部分が雑になって面白みが薄れたと思います。

 

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★レゼ編以後の微妙さは?

マキマ及びレゼに対する下心は年頃の思春期の青年そのもので、ジャンプの読者層と被り共感が多かったと思います。

 

殺伐とした世界観のバトル漫画なのに、恋愛要素がおもろいというのが大きな強みだったと思います。

 

なのに世界中からデンジの心臓を狙い、強敵が続々出現……という流れから味気ない展開になってしまいました。

 

【サンタクロースがどうとか】→【肝心の銃の悪魔が大したことない】→【マキマが黒幕】……という流れで、序盤でおもろかったデンジの恋愛感情の部分が途中からあまり描かれませんでした。

 

一方でデンジはアキとパワーに対する愛着が湧いて失う辛さを知るという、普通の人間味が芽生えるというのは良かったです。

 

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普通にレゼ編のように可愛い女の子出して、銃の悪魔に迫っていくみたいな流れで全然良かったと思います。

 

マキマが黒幕という設定自体は良かったのですが、結局は主人公が不死身でマキマも全然やられないというところでラスボス戦も味気ないように思えました。残念です。

 

11巻で畳むというのが最初からの想定なのか、最初から第二部以降も想定していたのかわかりませんが、第一部の前半の面白さのわりに後半は微妙に感じました。

 

序盤からの大きな標的でありラスボスと思われた銃の悪魔が案外大したことない感じだったのも、ちょっと肩透かし感ありました。

 

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★レゼ編部分の感想

レゼ編はぽっと出のヒロインであるレゼがデンジと戦い、レゼが負ける上にデンジを好いてたのは演技だったという流れ。まぁそりゃそう。

 

ただレゼは新幹線に乗って逃走……せずにデンジと待ち合わせのカフェへ向かうんですよね。

 

この短時間で実は本当にデンジを好きになったの!?!?という驚きです。

 

結局はマキマがレゼにトドメを刺して未遂に終わりましたが、結局デンレゼで逃げてても逃げきれずに幸せな生活は遅れてなかったと思います。どう転んでもむなしいです。

 

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デンジがレゼと抜け駆けしようとしたのはどうやら本気で、リュックにお金を詰めるシーンがありました。

 

それにしても姫野先輩は初夜を誘ってくれたにも関わらず惹かれなかったのに、レゼにはここまで惹かれたのはなんででしょうね?

 

たとえ演技でも自分の境遇に同情してくれたのが嬉しかったり、全裸で泳ぎを教えてくれたりと少ない時間ながら印象が良かったのでしょうか。というより姫野はゲロキスがアカンかった()

 

姫野の時はマキマLOVEだったのにレゼにはガチでした。こんな簡単に心変わりすんのも童貞だからしゃーないと思います。

 

 

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そんなわけで話題作を読みましたが、この手の話題作で久々に全部読んだけど微妙だったという結論になりました。

 

推しの子とか五等分とかは良かったんですけどね……個人的に鬼滅の刃も面白くないと思っています。逆張りじゃなくて主観です。

 

ただチェンソーマンは鬼滅よりは良かったと思います!

 

最近の話題作は引き延ばしせずに割と短めに終わるので、読みやすくてとても良いと思います。(チェンソーマン第二部は読む予定ないです。)

 

 

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