ちょいちょい【プロゲーマー】についての是非を見るんですが、筆者は日本ではプロゲーマーがほとんど生まれないと思います。
ゲーム配信で見る娯楽としての生計を立てるのであればともかく、プロとしてスポンサーを付けて競技に臨むというのは圧倒的にハードルが高いです。
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流行らない一番の理由は、ゲームが上手いことにほとんど価値がないからです。
そもそもゲームは娯楽として生まれて普及したので、一般的な運動スポーツのように教育の名目で普及したわけではないです。
それどころかゲームに夢中になる行為は、コミュニケーションが不得意で社会的に好ましくないという偏見があります。
もちろん若い世代ではゲーム配信者に高い憧れがあることはわかりますが、日本世論の大半には価値を見出せずに結果スポンサーが中々集まらない…というのが現状だと思います。
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そもそもプロゲーマーってやっていることが雑魚狩りなんですよね。
他のスポーツや競技と同じく【プロ】なら【プロ】同士でしか対戦しないと高いレベルになり得ないです。
だからそもそも公平ではありません。
もし今大谷選手が高校生相手にホームラン打ちまくっても、すごくないし大人げないだけです。
現状の海外のプロゲーマーなども、大会以外の時間では非プロのプレイヤーと対戦するばかりです。
ゲームを専業としてゲームだけやっている人間が、一般社会で週40時間前後労働している人間に勝てて当然です。
むしろ大半の人が労働や学業に対する""ご褒美""としてゲームを遊んでいるのに対し、プロだから配信者だからと無双するのは大半にとって不愉快です。
この前提条件が何とかならない限り、プロゲーマーが一般的に尊敬されることは絶対にないです。
ゲームをしない人からだけでなく、ゲームを嗜んでいる人からも嫌悪感を持たれるような現状ではどうしようもないと思います。
プロゲーマー向けにゲームを作るのであれば、プロゲーマー同士でしかマッチングできないようなシステムを作らなければなりません。
例えばAPEXなら、カジュアル・ランク・プロ限定戦 みたいにそもそもロビーから別に分けるべきです。
なのでスプラトゥーンのXマッチのような棲み分けはシステムとして良いと思います。
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一方で競技ではなく映像娯楽の配信業として見れば、非常に魅力的な職業だと思います。
テレビやアプリでドラマを見るのと同じです。
配信者が上手に話しながらゲームをする姿は価値のある映像作品です。
これならゲームに専念しているだけのニートではなく、テレビ同様映像配信をしている個人事業主として社会的に信用を得やすいです。
(もちろん自立できる程収益が充分にある場合のみです)
なので競技として上手い下手ではなく、バラエティー番組のような位置づけで生計を立てる方に今後さらに広がっていくと思います。
(既にそうなっています)