かてもすの日記

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境界知能という言葉が流行り出した件

 

ネット記事・SNS・YouTubeなどで【境界知能】【境界性知能】という言葉を最近よく見かけるようになったと感じます。

言葉自体は前から存在していますが。

 

多様性が求められる社会になって、"こういう人がいる・こういう症状がある"…みたいなのが一気に増えている印象です。

 

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筆者が今回ブログで書こうと思った理由は、この境界知能という言葉が蔑称として使われているのを見てダメだと感じたからです。

もちろん蔑称以外で使う人もいます。

 

理解度が低い・しつこい・迷惑……な人を一括りで境界知能だからと言うのはすごく違和感があります。

 

だって境界知能=悪みたいになっちゃうじゃん。

なりたくてなっているわけじゃないのに。

 

以前であれば障がい者・ガイジ・ギリ健といった最低最悪な蔑称で呼んでいたのを、境界知能という言葉に置きかえて使われるようになったと考えます。

 

そもそも他人を罵る時に相手を変なあだ名とか○○病○○菌だとか、そんな風に言ってはいけないのは義務教育の小学校で習うはずです。

 

まだ未熟な幼い年代ならともかく、大の大人がそういった言葉で他人を否定しているのは絶対に不健全です。

それを見た子供が同じように悪い言葉を使ってしまいます。

 

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2023年は以前と比べてネガティブなワードが流行った印象があります。

あくまで印象であって、別に毎年新しい蔑称が生まれたり掘り返されたりはしてますが。

 

親ガチャを筆頭に、弱者男性や片親パン・アフガキ・増税メガネといった例えるのが流行っています。

以前チー牛が流行り出した辺りからこの傾向が顕著になりました。

 

またトー横界隈を筆頭に、日本にも未成年が家出で集まる場所が存在するのが広く認知されるようになりました。

 

やっぱり幼い年代は何事も見よう見まねで生きますし、面白い行動や言葉を真似したがります。

 

これらはSNSですぐ拡散される時代との相性がとても悪いです。

例えばリスカやODなどどう考えても体に有害なことを平気で真似してしまう、子供ゆえの度胸が悪い方向に行ってしまっています。

 

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それと病気のアピールが頻繁にされているなとも思います。

発達障害を筆頭に、ここ数年まであまり聞きなれない病状を精神科で貰ってそれを説明してくる人がSNS上に増えた印象です。


否定するつもりはありません。

精神科としての仕事として患者を安心させたいのはわかりますし、薬を処方して稼ぎを生みたいのはわかります。

 

誰だって悩みや不安を打ち明けたり、原因を究明するのは普通なことです。

 

ですがこれも誰かの投稿を見て、自分も精神科に行こう→ああやっぱり自分は病気なんだだからプロフィールに書こう…と病気であることがアイデンティティになりつつあるなと感じます。

 

そういう人々が社会には多くいますし、理解して接しなければいけません。

 

同時に聞かれてもいないのに、相手を○○症じゃない?みたいなことを疑うのはダメです。

 

実は筆者も1度大人に「学習障害じゃない?」って面と向かって言われたことがあるのですが、そういうことを平気で言える倫理観が筆者にはわからないです。

 

境界知能と同様に「あなたはそういう傾向があるよね」という意味で使われ方は適切でないです。

 

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今日は1年の最後の日で2023年を色々振り返っていますが、やはり【言葉の重み】をよく考える年でした。

 

誰かが面白おかしく使いだした言葉があっという間に広がり、蔑称として多用される世の中であってほしくないと思います。

 

かつては2ちゃんなどごく一部が使っていた蔑称を、公のものとしてさもみんな知っているみたいな風に使うの、どうかと思います。

(もちろんそんな蔑称が存在すること自体好ましくないです。)

 

筆者も言葉を書く三流ブロガーとして棚に上げられません。

1つ1つの言葉の重みを考えてインターネットと接するということがより求められた1年だったと思います。