2010年から筆者が阪神タイガースを応援し始めてついに2023年優勝しました!!!!!
おめでとう!!!!!
毎年わりと良いところまで行って終戦する流れを輪廻転生するレベルで見てきたので、まさか本当に優勝する日が来ると思っていませんでした。
2010年代という外様頼り・生え抜きが出てこない状況で、2018年最下位になってものの5年でめっちゃ強くなりました。すごい!
アレ(ARE)というスローガンも最高にハマってました。
今年の阪神の振り返りを書いていきます。
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まず1番の感想は圧倒的な強さ。
レギュラーシーズンは交流戦~交流戦直後くらいに一気に不調が来たのですが、悪いなりに持ちこたえて後半戦一気に無双した感じです。
苦しい時も固定した野手を信じて戦い続けた姿勢、そして大崩れしなかった投手陣があっぱれです!
野手陣は特別本塁打を狙うわけでもなく、3割バッターもいるわけではなく、ただひたすら繋いで勝つという打線のつながりを見てて楽しかったです。
近本中野の1・2番が非常に強力で、四球数が大幅に増えて出塁率が向上。持ち味の盗塁走塁が更に活きるようになりました。
中野はアレ日最終回でファインプレーに加え最後の打球も俺が取るという、WBC優勝に加えて非常に持っている男だと思いました。筆者と同い年なので元気を貰えます!
近本骨折の際に森下が覚醒して後半戦の適応は見事だったと思います。殊勲打が非常に多く彼の台頭が非常に大きかったと思います。
広島との天王山での彼の先制ホームランが優勝を一気に近づけたと思っています。森下のキャリアでの初優勝ということで努力が報われたことでしょう。
大山もとても頼もしい打者に成長し、犠牲フライなど最低限のバッティングが上手くなったと感じます。
優勝後の号泣及びインタビューはグッときました。ドラフトの時の悔しさを忘れずに怒りではなくモチベに変えた、逆境に強い大山らしい素晴らしい言葉選びだったと思います。
関わった恩師を名指しで感謝を伝えるなど人柄の良さが随所に見えました。
佐藤輝明も好不調の波はあれど良い場面で豪快なホームランを放つ姿は、球場全体を勝ち確のムードに上げるエンターテイナーです。数字以上に印象が良いです。
巨人戦での満塁弾・ツーランは後世に語り継がれるでしょう。
ノイジーもWARで見ると微妙でしたが、それでも大きな離脱なく頑張ってくれたので良かったと思います。
文句ばっか言われていましたが、シーズン序盤はかなり打っていたことを忘れてはいけません。
梅野骨折してもチームの勢いが落ちなかったのは坂本捕手の奮闘であり、持ち前のフレーミングの良さはもちろん、配球面でも各投手の良さを引き出していましたね。技巧派が多い阪神にとってリードの良さは勝敗に大きく直結していたと思います。
そして8番木浪がほんとにデカかった。中野コンバートということで誰がショートを守るか注目でしたが木浪が非常に大きかった(もちろんバックアップの小幡も成長を感じました)。
木浪が出て投手が送って近本が返す流れを何度も見ました。本来セリーグの下位打線は得点不足の原因になりやすいんですが、木浪を起点に上位が畳み掛ける流れは見てて気持ちよかったです。
総じて野手をほぼ固定して使ったのがよかったと思います。
金本矢野政権は守備軽視だったり、活躍した翌日にスタメン落ちなど素人目に見ても意味不明な采配が多かったのですが、岡田監督がその辺が普通にできていました。
この普通のことを普通にできることが本当に大事。
今の巨人や中日見てると本当に思います。
特別派手な采配をしなくていいから、とにかく普通に野球をする。糸原のエラーで流れを悪くし続けた日々に比べればマジで見てて快適でした。本当に今年の阪神は楽しかった!
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投手陣も歴代阪神で最強クラスなのでは?と思うほど層が厚かったです。
完全試合未遂からローテに定着して無双した村上。
コントロールが非常に良くランナーを出さない支配的な投球が今期の阪神躍進の大きな要因です。負けが付いた試合もイニングを稼いだりと目立たない部分での貢献も大きかったです。
あの完全試合未遂の試合でもし大炎上していれば今期の先発事情からチャンスが回ってこなかったかもしれなかったと考えると、少ないチャンスをものにしてローテに定着したどころかセリーグ最高クラスの先発になったと考えるとマジですごいです。
大竹もソフトバンクから現役ドラフト(=自チームでは戦力外)という状況から二桁勝利するという成り上がり方が大変立派です。
とりわけ広島戦の相性がよく、彼がマツダスタジアムでかなり勝ってくれたからこそ広島との差が開いた一番の要因だと思っています。
彼がいなければ何度か広島ホームで三タテされて結構厳しい流れになっていたと思います。そういう面で個人的に1番のMVPだと思っています。
榎田を出して叩かれたのと真逆の事象になりました。マジで大竹は英雄です。
佐藤と中野に隠れて2020ドラフトの大当たり伊藤将司も中々安定していました。
イニング稼ぐしバウアーから打つしで素晴らしかったです。
横高ということもあり投げ方的にも全盛期の成瀬を彷彿させます。他球団では余裕でエースレベルです。
才木も佐々木朗希に投げ勝つなど前半戦とてもいい投球をしてました。
2人の西も要所要所で良い投球をしていましたし、青柳も今年は微妙なりに試合を作っていましたし、ビーズリー秋山も谷間を埋めたなどマジで先発に関しては最強クラスでした。
中継ぎも夏場以降非常に安定していました。
湯浅の件は残念ですし交流戦無理させたのが結果的にチームにも本人にもよくありませんでしたが、それ以外皆良かったです。
特に途中から抑えになった岩崎も非常に頑丈で対広島に強かったのも素晴らしいです。
桐敷加治屋ケラー岩貞辺り中継ぎの宿命として起用が雑になった時もありましたがそれでも結果は残していました。石井ブルワーもとても頼もしかったです。
前半戦は継投のタイミングがあまり上手くない印象でしたが、気づけばその辺も改善されていました。
暑くて苦しい夏場も投手が安定していたのは本当にすごいです。
失礼ながらフルシーズンの経験に乏しい村上大竹は夏場落ちると懸念していたのですが、2人ともよくやってくれました。
岡田監督のインタビューでもあった通り、青柳西が序盤微妙だったものの優勝に近づくにつれ調子を上げていったのは流石でした!
村上大竹も名指しで褒められたのは最大級の栄誉ですね。もちろんそれ以外のみんなもよく頑張りました。
投手陣は近年最高クラスで、守備陣も比較的改善されたことにより鉄壁の野球ができました。
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総じて、山本由伸や(昨年の)村上宗隆のような飛びぬけて傑出した存在はいないものの、チーム戦力全体の平均値が高く層が厚かったです!
主な新戦力は森下大竹ノイジーくらいでしたが、既存選手たちが皆よく成長しました。2010年代からは考えられない各選手の台頭です。感動しました。
金本政権からの生え抜きを頑張って育てようという流れがついに実ったと思います。
10年前生え抜き野手が鳥谷大和上本くらいしかおらず、捕手として今成を獲得したのにコンバートさせるなどマジでチグハグだった体勢から、こんなに素晴らしい状況に持ち直したのはあっぱれです。
ターニングポイントは佐藤輝明の入団だったと思います。
成績的には岡本村上のような圧倒さはないものの、とにかく華があります。
新人の頃からメディアで滅茶苦茶取り上げられてて、早い段階で阪神の顔になりました。
失礼ながらポテンシャルは高くとも地味な選手が多かった2020年前後の阪神で佐藤は輝いていました。
もちろん佐藤以外にも大山近本森下西純などドラ1が育ったのが大きかったです。
オリックスを筆頭にドラフト次第でどうにでもなるNPBは良いシステムを持っていると思ます。
横田の件は非常に残念でしたが、1つ良い手向けをできたのではないかと思います。
ドラフト同期組がユニフォームを掲げてて感動しました。
また岩崎登板時の栄光の架橋はあまりにも泣ける演出でした。
(矢野の引退試合でのファンモンは絶許)
また藤浪陽川といった選手にも優勝をさせられなかったのは残念ですが、新天地での躍動を願うのみです。
藤浪も早起きして応援し、アレ次はソレとかキレキレでしたね。オリオールズのアレを心より願っています。
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余談ですが筆者が人生No1ゲームであるペーパーマリオRPGのリメイクが発表されるなど、2023年9月14日は本当に素晴らしい日になりました。
今後CS・日シリと楽しみですが、どんな結果になろうとも今年のアレはずっと記憶に残ります。
阪神を応援し続けて本当に良かったです!
(2005年はこの歓喜の流れから33-4されたのか…)