ルーンファクトリーフロンティア
『RuneFactory Frontier』をクリアしました!
RF3も相当神ゲーでしたが、RFFもとても面白かったです!
またDS作品と比べるとボリュームが非常に多かったです。
クリアしたので全体の感想を書いていきます。
(RFFは発売時期のネット普及事情もあり、あまりネット上にイイ感じの攻略サイトが無かったので、攻略の要点を抑えた記事も別途作成予定です!)
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▶最高だった点◎
★キャラクター
嫁候補13人皆個性的で素晴らしいです!
RFFの最も優れた点はヒロインの魅力だと思います。
農業ギャルゲー(?)として一番大事な部分をしっかり作っていて感動しました!
個人的にはアネット,セルフィ,メロディ,ラピス,ドロップで悩みました。エリスも中々可愛いです。
容姿もですが、声や性格も皆それぞれ良かったです。フルボイス会話が多いのも最高です。
また村の他の人々もよかったです。RF3と比べると常識的なキャラが多かったですが、お祭りになると急に昭和のTV番組みたいなイカレたノリになるのが面白かったです。
ただしワーグナーは絶許。
★難易度
かなり難しめです。でもこれぐらいの難易度の方がPvEゲームでは望ましいです!
通算15回くらい全滅しました…というか要所要所一気に敵が強くなります。(くじら島ムナビレ、若草→蔓草等)
前情報ないと初見殺しをかなり喰らいますが、筆者的にはそういう難しさが好きです。
その難しさをどう攻略するか?考えて攻略する感じが最近のゲームにはなかったので良かったです。
個人的にはレベル上げ方法を自分で見つけて終盤無双できたので楽しかったです。レベリングについては別途記事にします。
★総合的な完成度
RFシリーズは(2つの意味での)バグが多いとまことしやかにささやかれていますが、RFFでは致命的なバグも結婚バグも全くなかったです(キャンディが惜しいくらい)。
完成度の高さとして真っ先に挙げられるのが、"全ての要素を満遍なくこなさないと攻略できない"点です。
- 農業釣りで金稼ぎ/食糧入手
- 鍛冶クラフトで武器防具強化
- 回復ドリンクSのための調合
- 移動や生活を快適にするための仲間
全ての要素がストーリーを攻略する上で必要なのがとても素晴らしいです。
RPGには所謂死に要素(=労力を掛ける意義が薄いもの)が結構あるのですが、RFFは違いました。
RFシリーズ内でも作品によっては鍛冶の必要性が少なかったり金策が一択だったりとありましたが、本作は満遍なくやっていかないといけません。
総じて要らない要素が少なかったと思います。
少なくとも2008年発売のゲームとしては当時トップクラスの出来だと思います。それはルンファクファンという主観抜きでもよく作られてると思いました。
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▶その他良かった点○
★ラスボス戦の演出
展開的にはベタかもしれませんが熱くて良かったです。
皆合唱するところは、ヒロインが戦闘に参加しない本作において共闘要素を演出できたと思います。
何気ないヒロインたちの鼻歌が伏線になっていたのは凝っていましたね。
一気に激化する終盤からのストーリーがかなり良かったです。
DQ8とペーパーマリオRPGのラスボス戦を混ぜたような感じでしたが、どっちのゲームも神ゲーなので必然的にRFFも神ゲーです()
余談ですが、キャンディがやたらストーリー上重要な役割を果たしていますが、実はセルフィがもっと大役をやる予定だったのでは?と思います。
意味深な登場の仕方をして、恐らく貴族のような暮らしだったのにも関わらずあまりその設定が活かされていなかったので、本来もっと重要な役として(それこそ誘拐されるとか)構想されてたのではと思いました。
★ルーニーシステム
かなり不評のようですが筆者的には楽しめました。第2の農業的な感じ?
アクアで釣りが強化されるのが大好きです。
管理がめんどくさい的なコメントをちらほら見かけましたが、ぱっと見多い色を回収して少ない色を5~10匹程度足せば上手く行くので想像以上に簡単です。
あと青は減らないので数匹いればOKです。
収穫器の利便性など多少不満はありますが面白い試みで良かったと思います。
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▶少し気になる点△
★好感度の上げづらさ
好物をあげ続けても中々ラブ度が増えないです。
ある意味リアルですけど()
またキャラごとに設定されている"プレゼント以外の好感度の上げ方"が分かりづらく個人差も大きいように感じます。
1日にやることを詰め込むスタイルだと必然的にメロディだけ好感度が上がりやすいです。
好感度が上がりづらいことによる一番の弊害は、恋愛イベントの起こしづらさにあると思います。
特に好感度を9まで上げないとイベントが起きないキャラたちは大変で、プレゼントの意味がないビアンカは顕著です。
全体的に恋愛イベントが凝っているので少し残念ですが、一方で長くプレイするモチベにはなります。
★テンポ/ロード
ハードの都合上仕方ありませんが、どうしても3と4をプレイした後だと気になります。
ただ5よりは快適だと思います。ロードは長くても通常移動とかで重さを感じることはありませんでした。
収穫などのテンポの遅さも少し気になりました。
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▶少し残念な点×
★UI
選択肢で多用する方がデフォルトで選ばれてないのが不便でした。
特にセーブや寝る時にa連打でダメなのが気になります。
誤操作の防止の意図なのでしょうが、その恩恵はほとんどないと思います。
またマップも開きやすいわりにほぼ使わなくなるのがもったいないです。
マップから常時ルーニーの分布図を見れるようにしてくれれば完璧でした。
★畑荒らしイベント
ワーグナーですね。
いくら嫌がらせでも倫理的に酷いイベントはNGです。
優しい世界観のRFでこれを導入したのは残念です。
UIに関してはハード初作品でなおかつWiiリモコンの利便性が低いのを考えると仕方なさもありますが、畑荒らしは絶対ダメです。
ただ嵐による畑荒らしはリアリティがあるので全然いいと思います。
★セーブデータ分岐不可
ゲーム内でセーブデータのコピーができないのが惜しいです。
3データでデータを分岐させて嫁を3人作りたい人は多いと思います。
一応SDカードを買えばセーブデータを分けられます。
が、SDカードがWii発売当時の規格でないといけないので、2021現在該当SDカードの新品入手難易度が上がっています。
筆者は512MBのをAmazonで買いました()
時代を感じる容量ですねぇ
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正直最初に起動したときはテンポの悪さが気になりハマれるか不安でしたが、プレイしていくにつれ面白さがどんどん増えていきました。
結果的にクリアまで50時間↑とどっぷりハマりました。
クリアして終えるのがもったいない作品でした。
↑クリア直後のデータ。
そんなRFFですが、ネット情報によると累計4万本程度しか売れなかったといいます。
かなり労力を掛けて作っているように見えるので、恐らくあまり利益は出せず、ネバカンの倒産に繋がってしまったかもしれません。
あまり売れなかった要因として、ゲームの系統が似ている"街へいこうよ どうぶつの森"と発売が10日ほどしかズレていないのが挙げられそうです。
確かに当時筆者も街森を買ったので、当時このゲームの魅力が知れわたっていればまた違った売り上げになったと思います。
街森はどう森シリーズでワーストレベルの手抜き作品なので、RFFが売れて欲しかったです…
これだけ面白いゲームなのに非常に残念です。
ガチャフォースに近いものを感じます。
ちょっと悲しい終わり方になってしまいましたが、RFFは最高に面白いので未プレイのRFファンには絶対プレイしてほしいです!
Wiiのソフトということもあるので、別途記事でプレイ環境の解説も行いたいです。
RFFは結婚イベントまで終わったら、次はRFオーシャンズをプレイしていく予定です!