↑①の続き、
大学に行く意味、そして行って良かったと心から思えた出来事を勝手に語っていきます。
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☆英語(必修授業) 大学1年時後半
その授業の先生は超真面目という第一印象で、こんな融通の利かなさそうな先生に半年間もお世話になる(しかも眠い1限)ということに絶望していました。
ただ蓋を開けてみれば、授業で一緒になった同級生にとても恵まれ、そして先生自体も実はすごい良い人だったという超ラッキーな展開が起きます。
図をパワポで作って英語フルスピーチとかいかにもそれっぽいこともやりました。
が、一番印象に残ったのは期末の少し前のクリスマスの日の授業で「マシュマロチャレンジ」という題材を勉強したことです。
マシュマロチャレンジは、乾いたパスタ・テープ・ひも・マシュマロを使って制限時間内に班でタワーを作り一番上にマシュマロを乗せるというゲームです。
制限時間いっぱい時にタワーが自立していることが条件で崩れたら失格です。1番高いタワーを作ったチームにはクリスマスプレゼントがある的な授業でした。
マシュマロチャレンジをやる意味・そして先生が伝えたかったことがドストライクで伝わった日になりました。
まぁ当然班でどうパスタを配置すればタワーが高くなるとかを議論するわけです。
議論中には実際にパスタを触ったり、マシュマロに何かブッ刺すのはアリかとかを先生に聞いた記憶があります。
制限時間の最後の方まで議論して、後半残り時間少しの時に実際の組み立てに移す的なノリでやったわけですが、
ぜんっぜん上手くいかないんですよコレが。
なんでだと思いますか。
この「議論」→「実行」"のみ"の作戦自体がマシュマロチャレンジにおける大きな間違いで、やったことがないパスタでタワー作成なんて数分程度の作戦会議をした程度で上手くいくわけがありません。
制限時間が迫ってくる際にようやくタワー制作に取り掛かっても、議論の中で考えた建設方法などほとんど役に立たないのです。まさに机上の空論です。
一見上手く行きそうで高いタワーが建てられても、倒れてしまいます。
制限時間も迫ってくるので当然焦ります。
結果半数くらいの班はタワーが最後に倒れてました。
ちなみに筆者の班は2位だったのですが、マシュマロをちぎって溶接材にしてたので限りなくルール違反に近かったかと思われます()
↑他の班ではこんな感じで多数のパスタを砂時計みたいな形にして足元を盤石にしていました。高さはそんなでもないですが倒れにくいので良さげです。印象に残ってます。
筆者の班は…どんな形のタワーを作ったか忘れました()
倒れそうだったのですが何とかこらえてくれたのは覚えています。
マシュマロチャレンジは幼稚園児が大人に勝てるゲームともいわれます。
深く考えてから行動に移す大人とは違い、とりあえず積み木のような感覚で建てて壊れて建ててを繰り返す子供の方が高いタワーを作りやすいとう結果が出ているそうです。
→マシュマロチャレンジが伝えたかったことを要約すると、
「試行錯誤を繰り返せ」ということです。
やったことないことに挑む時はもちろん、何事も考えてばかりで行動に移せないときや期限ギリギリで取り掛かったりすると、いざやってみる時に何かしら問題が出てきます。
徹夜で宿題をやったら途中で眠くなって投げやりになって答えを写したり、全て終えれなかったりと色々妥協点が出てきます。
その時点でベストな出来ではないことは明らかです。
ちゃんと期間に余裕をもって、進めて→見直してを繰り返せば問題が発生した都度対処していくことができます。
先生は「プロトタイピング」という言葉を使っていました。
期限に余裕をもって"プロトタイプ"=試作品を作り、手直しを加えて完成させていく。期末の課題はメールをくれれば先生がいくらでも手直ししてあげるから、改善を繰り返しながら良いものを作ってくださいと。
この先生スゲェ!
80分の授業で伝えたいメッセージが的確に伝わったのと、マシュマロチャレンジのビデオの言う通りの結果になったことでまんまと心を奪われました。
英語は全然関係ありませんでしたが()
①の記事でも書いた、外国での英会話を実戦してみてそこから学んでいくということにも非常に似通っています。
この後の大学生活の様々な場面でこの考え方が活きました。
卒論も期限が余裕で完成しましたし、最も高い評価を頂けました。
教授に手直しを依頼した回数は多い方だったと思います。
社会人になった今でも、頼まれたこややることに優先順位付けて順に処理していく能力に活きてます。
ダブルチェックをしょっちゅう先輩に頼むのでミスすることもないです。
マシュマロチャレンジで学べたことは多く、筆者の期限に対しての考え方をより良いものにしてくれました。
同時に試行錯誤の大切さを知り、ゲームや就活、ブログや恋愛まで様々なことに活きています。
もう4年も前の授業ですが、こうやって詳細を書けるくらいにははっきりと印象に残っています。
こういう授業に出会えると大学行っててよかったなって思います。
③へ続きます。