かてもすの日記

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『永遠の都』ヴェネチア(イタリア)【2016春 3月】

 

 

こんにちは、かてもすです。

お越しいただきありがとうございます。

 

 

過去の海外旅の振り返りをします!

2016.2/27~3/27にドイツ・ベルリンへ1か月間語学留学(という名の遊び)をしてきました。

 

その最中、2016.3/17~3/20にベルリン→ウィーン→ザルツブルク→ヴェネツィア→ベルリンという1泊4日の小旅行が実現しました。筆者の人生で最初の大冒険です!

 

 

当記事ではヴェネツィアにようやくたどり着いた時の回想記です!

海外で1番好きな場所、そして1番楽しかった・行って良かった場所であるヴェネツィアの感想を書いていきます!

 

 

 ↓ドイツ・チェコ・オーストリアの様子はこちら!↓

 

 

*投稿日時を変更してありますが、実際に当記事を執筆・投稿したのは2019.3/11で、ヴェネチアに訪れたのは2016.3/19~3/20です。結構長文ですがお読みいただけると嬉しいです!

 

 

・海がなくね!?

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朝4時ヴェネツィア駅で降りたものの想像していたヴェネツィアの海が見当たらないので困惑しました。駅舎も閉まっており周りに宿しかありません。

 

筆者以外に2人ほど旅行客がいたのですが、1時間?くらいしてきたバスに乗りました。

 

後で1日券を買ったのでセーフだと思っておりますが、このときはチケットを買えなかったので実質無賃乗車した上に行き先がどこかもわからないバスに乗ったのです。

 

下調べをしなさ過ぎです。せめて到着駅がどんなのかを見ておくべきでした…結果的になんとかなったのは日頃の行いの良さでしょう♡

 

 

・水の都

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一応水辺のある場所に降ろされたのですが、最初についた駐車場は写真でよく見るヴェネツィアのイメージとは全然違い、いよいよ心配になってきました。朝の5時とかなので暗過ぎてどこも店が開いてません。人も全然いません。

 

しばらくさまよった内に奇跡的に駅を発見して、そこのカフェが開いていたのでカプチーノとキットカットを買って椅子で寝ました。もう2日寝床に入っていないので気を失う形で寝たのを覚えています。

 

 

そして9時くらいにハッと目を覚ましました。

外はすっかり明るくなっています。

慌てて外に出ました。

 

 

 

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外に出て最初に見た景色。

この光景は人生で一生忘れません。

そこにはヴェネツィアの運河が広がっていました。

果てしなく

 

 

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このとき一人だったのですが思わずはしゃぎ声が出たのを覚えています。

 

現地人からすれば何ともない景色だと思うんですが、たくさんの苦労を乗り越えてたどり着いたヴェネツィアの海はあまりにも眩しかったです。

 

これほど眩しく、そして美しい景色は今後の人生で出会うことはないと思います。

 

 

特定のスポットに行きたいとかは全然なく、もう自由に自由にヴェネツィアを見て回っていました。

 

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ほんとうにこんな素敵な島が地球上にある事実はもっと知られるべきです。

 

そして人生で1度はぜttったいにヴェネツィアへ行くべきです。

 

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筆者からすれば夢のような楽園ですが、ヴェネチアに住んでいる人たちはれっきとしてここは故郷であり生活の場なのです。

 

だから青果市場もあって、普通に洗濯物も窓辺に干してあります。

 

異国の者たちにはどうみても異彩な景色に見える、非日常空間であっても、

現地の者たちにとってはいつもの生活の場であり、日常空間なのです。

 

筆者がヴェネツィアが好きな理由はここがただの観光地ではなく、生活の場だからだというのも1つの理由です。見世物として作られていない街なのです。

 

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↑リアルト橋は残念ながら改装中!

 

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ちなみにフィラハからの電車で最初についたところはヴェネツィア・メストレ駅であり、皆が想像する運河がある場所はヴェネツィア・サンタルチア駅です。筆者はサンタルチア駅のカフェで寝てました。

 

メストレが新横浜駅でサンタルチアが横浜駅って感じです!

 

 

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ヴェネツィア本島には車が1台も走っていません。

移動や運搬はすべて徒歩か海上輸送です。

 

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心底良かったと思います。

極論を言えば誰だってお金を払えばヴェネツィアまで行くことができます。

 

筆者は本当に恵まれています。

だって海外の旅をこんなに心の底から楽しめる才能を持って生まれたのですから。

 

 

勉強もできなくて実家も普通で家族全員が他人に評価されるような才能はなにもないです。ですが心の底からこの風景を楽しむことができる人間に生まれることができて本当に幸せです。

 

思い切ってドイツに留学して良かったです。

そして思い切ってヴェネツィアに行きたいと相談して本当に良かったです。

 

もしこのタイミングでヴェネツィアに訪れていなかったら、もしかして一生ヴェネツィアに来ることがなく過ごしていたかもしれません。

 

 

外から見れば筆者はただの1人の観光客でヴェネツィアを見て回っただけの人に過ぎないかもしれません。でも筆者の目には誰よりも美しくヴェネツィアが映りました。

 

 

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カルボナーラとコーラを頼んだらパンがお通しで付いてきました。

多分ほんとに普通のカルボナーラです。

ですがすごく美味しかったです。

幸せです。

 

 

昼食を食べ終えたあたりで魔法が解けたかのようにグッと疲れがきました。

 

このあとザルツブルクで解散した同行人とサンタルチア駅で再開する約束だったので、お土産など色々見ながらゆっくりしてました。この時写真は全然撮らず、記憶もほとんどないので本当に疲れてたんだと思います。

 

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無事同行人と再会できた後は夕食でピザを食べたのですが、

これも凶悪な美味しさでした。

この写真見て美味しそう以外の感想出る人はいないでしょう?

 

 

なおこの時は偶然固形のモッツアレラチーズが出てきましたが、海外の場合モッツアレラチーズは指すものが日本と異なります。

 

ローマに行ったときにその謎を解明したので詳しくはこちらをお読みください!↓↓

 

 

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・もちろんまたトラブルです!

ヴェネチアに泊まる…のですが、留学先の友達が予約してくれたホステルはヴェネツィア本島からかなり離れたところにあったのです。一度メストレ駅に戻ってそこから歩いたのですが、迷ったのもあって暗い夜道を1時間以上歩くことになりました。

 

この時筆者は2晩も寝床に入っていません。

もう限界を通り越して日本語の幻聴が聞こえてきました(実話)

 

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ヴェネツィア感がみじんもない普通の道を歩いて宿へ向かいました。途中道を間違えた結果高架橋の下の歩道でヤクの取引現場みたいなところに遭遇して慌てて逃げました。

 

 

↑今にして見ればそんなに距離が遠いように見えませんが、行ったこともない場所・夜道・疲労の限界という要素が合わさり、この道が永遠に続くような感覚で歩いていました。相変わらずの無計画さです。

 

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先日チェコで泊まったPLUS HOSTELの同系列店ということを聞かされていたのでそれを探したのですが、目的地近くについてもホステルらしきものが全く見当たりません。

 

 

ただなんか変な大きなキャンプ場があるだけです。

色々周りを探しても何もなく、メストレに戻るという発想もなかったので(疲労的に無理)ダメ元でこのキャンプ場に泊めてもらえないか交渉しに行きました。

 

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レセプションには大柄の黒人(以下マンデラ)がいて、カウンターにてすごい勢いで質問してきました。同行人とビビってるとマンデラはさらに声を荒げてきて、これはもうダメかと思いました。

 

しかし同行人が"reserve"(予約)というワードを奇跡的に聞き取れて、No reserveという返事ができました。2人で1泊と伝え、何が何でも泊めてくれという捨て猫のような目で訴え続けた結果、普通に値段を書いた紙を渡してくれました。1人当たり1000円ちょいという安さで2つの意味で救われました。

 

 

そしてユーロ札を渡したのですが・・・しばらくしてもお釣りを返してくれません。

不審に思っているとマンデラは苦渋の表情で手元の小さなメモ用紙に数字を書いています。

 

なんと彼は引き算ができなかったのです。

 

後から本人から聞いた話だと、マンデラはセネガルから出稼ぎに来ているとのことです。英語の訛りも強烈でした。彼のガタイ的にはボディーガード的な役割がつよいのでしょう。

 

引き算ができないというのはアフリカの教育水準をリアルに目の当たりにする生涯最初の機会でした。

 

結局端数の金を要求され、会計に時間が掛かったもののパスポートを1晩回収されて泊まることができました。本当に救われました。

 

 

支払いが終わってからはマンデラはすごくご機嫌になり、キャンプ場の他の客とウェイ!とノリノリで挨拶を交わしていました。

 

で、同行人が先に部屋を案内してもらっているうちに筆者はレセプションでモンストのログインをしたのちに家族へ生存確認の連絡をしました。

 

 

そしたら受付に同行人とマンデラが戻ってきました。どうやら部屋を間違えたらしく、最初に同行人が案内された部屋では全裸の女性が爆睡していたようです。

 

しかも女性を見つけたマンデラは「Oh!」みたいな映画のようなリアクションをしたといいます。筆者も見たかった()

 

 

結局2部屋目に案内されました。そこは暖房もシャワーもトイレもWi-Fiもシャンプーも全部ある(しかもキレイ!)な完璧なロッジでした。

 

こんな楽園がこの値段で良いの!?という印象で、2晩も横になっていない筆者の目には惑星上で最強の場所に映りました。

 

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たっぷりのお湯で身も心も癒し、寝心地のいいベッドで横になった瞬間に深い眠りにつきました。

 

 

レセプションにて、

他の客はクレカを使いたいとマンデラに言ったら、ATMを指さして現金を下ろしてこいとクレカ支払いの機械が目の前にあるのにも関わらず指示したり、

 

Wi-Fiのパスワードは?と聞かれてもそんなもの知らんとレセプションにパスワードがおもいっきり書いてあるのにも関わらず言ったり、サービスが悪いとレビューされても仕方ないような対応でした。

 

そしてそれはマンデラは意地悪をしているのではなく、本当に扱い方やWi-Fiのことがなにかわからなかったのだと思います。

 

 

でもそんな引き算も習うことができなかったマンデラに筆者と同行人は救われて、心身ともに回復をして、今日まで生きることができています(やや大袈裟)

 

 

同行人と明日マンデラお礼言って記念に3人で写真を撮ろうという話になりました。

 

 

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翌朝、レセプションにマンデラの姿はありませんでした。

 

若い女性がパスポートを返してくれてまたヴェネツィアの海へ向かいました。

 

 

あの時のマンデラへの恩は一生忘れません。

夜中24時近くで電気もほぼ落としていたキャンプ場で若き旅人2人を泊めてくれた恩はいつか返したいです。Grazie mille, Nelson Mandela.

 

 

そして、

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あれ?ここってもしかして・・・

本来泊まろうとしていた宿じゃん!

 

「Jolly Camping in Town」という名前でGoogleマップで登録されており、PLUSという名義ではなかったので気づきませんでした。

 

というよりまさか泊まるホステルがキャンプ場だなんて普通に思わなかったです。先に泊まる宿の画像を1度でも見ておけばすんなり泊まれたのですが…百聞は一見に如かずですね。最初からここに泊まるのは運命だったようです。

 

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・あと5回はヴェネツィアへ行く!

 

 

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2日目は同行人と一緒にサンマルコ寺院に水上バスで向かいました!

 

この時鐘楼に登れることを知らずに、サンマルコ寺院も混んでいたっぽいので入ることができませんでしたが、1年後にどちらも訪れました!

 

 

「ひとりぼっちじゃない」をヴェネツィアの滞在中に何度も聞いていました。(ウォークマンにあらかじめ入れてる名采配)

 

 

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↑日本語で客引きされたので入るしかないレストラン!

 

ペペロンチーノめちゃ美味しかったです!イタリアは食事がどこも美味しいです。

 

クラッカーがサービスでついてきたのですがこれは親へのお土産に持って帰りました!

 

 

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↑アイスと共に!

ジェラートもめちゃおいしかったです!

 

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夢のような時間でした。

ラティアスとラティオスが筆者の旅を見守ってくれていた気がします。

 

 

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ベルリンに帰る時間が近づいてきました。。

1週間後には日本にも帰ります。

 

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空港に着いたとたんにドッと疲れが来たので、パブロンを飲んで搭乗。飛行機で爆睡し秒でベルリンへ着きました。

 

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この後ベルリンに帰ったとの思い出はあんまないです。

 

筆者の人生最初の大冒険は終わりました。

 

ヴェネツィアには残りの人生であと5回は行きたいなとこの時思い、2017年の秋に再び行きました。 

 

 

ヴェネツィアにまた訪れる、そして世界中行きたい場所全てに行くという目標があるので筆者はくたばるわけにもいきません。

 

 

またタイミングがあれば2017年春の東南アジア18日間周遊も書きます。

 

 

もっともっと旅がしたいです!

回想記になりましたが、お読みいただき本当にありがとうございました!