華のあるプリンセスがメインのディズニー作品において、やや地味な『リメンバー・ミー』。
まだ見ていないディズニー映画も数多くありますが、多分リメンバーミーが最高傑作だと思うくらい素晴らしい内容で感動しました。
★評価点
- 設定/世界観の大勝利
実在のメキシコの伝統行事である死者の日がモチーフでしたが、これを活かした世界観が非常に優秀です。
「死んだ人は死者の国で楽しく暮らしていて、死者の日に現世に帰ってくるという」という日本のお盆のような設定です。
死という通例であれば暗くて辛い内容を、明るくポジティブに描いたのが映画としてとても良かったと思います。
- 先祖参りの大切さ
先祖をずっと供養することが大切ということを、映画を通じて強く訴えているのが素晴らしいです。
特に2度目の死で現世の人から完全に忘れられると、現世からも死者の国からも完全に消えるという設定が悲しくも秀逸です。
ディズニーはベースが子供向けなので、死んだ先祖を大切にしようというメッセージ性を入れたのがとても良かったと思います。
- テンポと尺のちょうど良さ
完全新規の物語にもかかわらず、世界観や登場人物の説明でダレずにテンポ良かったと思います。
アナ雪は尺にかなり苦しんでたように見受けられましたが、本作は特段違和感なかったです。
主要登場人物が少なかったのも、ごちゃごちゃせず良かったと思います。
実在の行事をベースにしているからか、世界観に入りやすいような流れでした。
- ミスリードの上手さ
デラクルスが先祖だと思いきや、ヘクターだったというオチ。
デラクルスの存命時の映像で、やたら女性とイチャつくシーンが多かったのが上手いです。
家族を捨てたのにこんなに他の女性と親しげにすんの?こいつクズじゃん?となるので、地味に良い伏線だったと思います。
チャンスは掴むもの(毒殺)
- 切なくも明るい〆
『音楽はいつまでも』という曲で物語が締めくくられ、エンディング曲『リメンバー・ミー』が流れる構成が完璧でした。
音楽はいつまでものは入りのギターで涙腺にトドメを刺された人は多いと思います。
曲は途中から一気に明るくなり、ココは死んだのに明るく大団円な終わり方になるのは素敵でしたね。
余談ですが筆者が好きなドラクエでも、明るい曲→エンディング曲で入る構成が大好きでした。DQ2の王城→この道わが旅、DQ8の城の威容→空と海と大地の流れとか大好きです。
- 死者の国のワクワク感
死後に住む死者の国が見た限り広大で優雅な世界な為、主人公が冒険するのに高揚感があります。
死者の日だったからあれだけ明るかったかは不明ですが、見ていて行ってみたいと思わせるような世界観でした。
本来死後に行く場所なのに楽しそうというのは、死んだ後も楽しく暮らせるということで良い設定だと思います。
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★気になる点も少し
- 子供向けにしてはやや怖い?
良い部分沢山でそんなに気になる部分はありませんでしたが、強いて言うなら主人公が盗みを働いた罰で死者が見えるようになるシーンは子供が見たら怖そうだと思いました。
これも盗みがダメという教訓であると思いますが、先祖参りの大切さと言い全体的に教訓が多い作品において、一般的にはホラーな骸骨ばかりというのは思い切ったなと思います。
骸骨を可愛らしく描けてはいたと思いますが…
- 真剣"過ぎた?"
死者が出てくる世界観をコミカルに描いていて明るい作風でしたが、全体的におふざけシーン少な目だったのはディズニー映画として異色に感じました。
オラフやセバスチャンのような、やかましいふざけガイド役が不在だったからでしょうか?
ミゲルとヘクターがいて、ヘクターがガイド役のポジションにしてはお茶目な感じじゃなかったからかもです。
全体的に真面目に作ろうという方針だったのかもしれません。
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★続編も大いに期待
そんなわけで気になる点もほとんどが「強いて言えば」という内容で、完成度が高い作品だったと思います。
この美しい終わり方でなんと続編もやるみたいなので、次作はどうなるのかとても楽しみです。
ズートピアは1も良かったですが2は更に良かったので、リメンバーミーも正当進化に期待です。
余談ですが続編いるor要らない論争はよくありますが、好評なコンテンツが終わるより絶対に続いた方が良いですよね。嫌なら見なければいいだけなので。作り手としても0から完全新作のIPを作るよりは当たる確率が大幅に高い続編の方が良いに決まってますし。
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