ルーンファクトリー -新牧場物語-(RF1)をクリアしました!
RF5クリア後に3とFをクリアし1,2,Oを並行プレイしていました。
某ゲームカタログでは評判の良くない本作ですが結構おもしろかったです。個人的には2とOよりは上です。
クリアしたので全体の感想を書いていきます。
◎
- ゲームシステムが優秀
- 世界観
- BGM
○
- キャラクターが充実
- ストーリー
△
- 家の増築難易度
- ゲームオーバーの存在
×
- テストプレイ不足
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▶最高だった点◎
★ゲームシステムが優秀
RFシリーズは農業・恋愛・戦闘をじゅんぐり遊んでボスを倒すゲームです。
そのゲームシステムはRF1の段階で完成されていました。
元々本家牧場物語の派生作品として生まれたRF1ですが、本家の農業・恋愛に加えて戦闘が混ざるだけで退屈しないという画期的なシステムです。
類似ゲームであるスタデューバレーの世界的な人気を考えても、一見交わらなさそうなこの3要素がよく噛み合っていることがわかります。
初代作品ということで全体的な要素の薄さはもちろんあるのですが、システム面がとても優秀だからこそ人気が出て続編が7本(2345FO外伝)も出たのだと考えます。
企画の大勝利ですね。
★世界観
後続の作品と比べると世界観にリアリティがあって味があります。
RF1では敵国との国境沿いにホームタウンがあり、侵攻してくるかもしれないという殺伐とした世界観です。
個人的には結構こういうルンファクもとても素敵だと思っています。
戦争が起こるという規模のデカイ出来事に主人公が立ち向かっていくという構図はシリーズでも随一です。
悪人1人が世界征服しようとしたり幻の竜が裏で色々操作していたりと、どちらかと言えばファンタジー色が強い路線に後続作品はなっています。
路線変更をしたと見て間違いないのですが、RF1のようなリアリティ路線も良かったと思います。
★BGM
BGMのクオリティが素晴らしいです。
具体的には秋 結婚 デート ギガント山 ミストブルーム グリード ボス戦 エンディングなど本当に良曲まみれです。
特に秋の畑のBGMが世界観と秋の雰囲気に抜群に合っています。
ミストブルーム洞窟も"これから敵が強くなる"というのがハッキリと伝わるBGMですきです。
先にRFFをプレイしていたことも影響していますが、RF1とRFF両作に使われるBGMも聞き心地の良いものばかりで良かったです。
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▶その他良かった点○
★キャラクターが充実
ヒロインが11人もおり、皆個性的で可愛いです。
後続作品と比べやや普通な感じの女性が多い中、メインヒロインのミストがとんでもなくイカれているというギャップも良いです。
むしろミストがウケたから後続作品はギャグ寄りのキャラが多いと見てよさそうですね。RF3とかやべー女しかいないし(褒め言葉)。
前述の戦争の存在から割とRF1は硬派なデザインなので、恋愛候補の性格はもちろんキャラデザも全体的に落ち着いています。
また現状シリーズ唯一といってもいい隠しヒロインが存在します。
リネットとめいは結婚条件が厳しく攻略難易度は高いですが、そういう存在がいるのもサービス精神に溢れていていいと思います。
シャロンとかも街にいないのに攻略可能(どころか一番攻略が簡単)です。
最新作では嫁候補が6人しかいないので、頭数が多いというのはそれだけで評価点だと思います。
ヒロイン以外にもザッハやリュードなど嫁候補に想いを寄せるキャラがいるのも自然です。
むしろRFF以降は街にあれだけ美人がいるのに町中の男性があまり恋愛感情を示さないのはある意味不自然です。
サラさんが再婚するなど、主人公が街に来たことで誰かが明確に幸せになったというのも素晴らしいと思います。
恋愛候補以外のキャラが多いのもRF1の良さです。
★ストーリー
世界観の項にも通ずることですがストーリーが王道で良かったです。
明確な悪役の組織がいて主人公が立ち向かっていくという内容です。
最後の戦闘後に敵の親玉に男気を見せるなどスカッとするシーンがあり主人公がかっこいいです。
また街の住民が"戦争になったら俺らも戦うぞ"と勇敢な発言をしてくれるのもすきです。
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▶少し気になる点△
★家の増築難易度
家をデカくすると鍛冶や薬学などできることが大きく広がるのに対し、家を増築するのがストーリーのかなり後の方になるのでバランスが悪いです。
おまけに鍛冶で簡単に作れるものは弱いので、家を増築した中盤以降に役に立たないものばかりです。
なのに鍛冶レベルを上げるのに作らざるを得ないので噛み合っていません。
家の増築の難易度を下げる(せめて10万G+木材1000本)とか、増築前も街のどこかで鍛冶ができるなどが望ましかったです。
が、この辺は後続作品ではしっかり改善されています!
★ゲームオーバーの存在
これも初期作品ゆえの問題点でもありますが、作業ゲーとリスポーン不可な点が致命的に相性が悪いです。
おまけにダンジョン内でのセーブが不安定(データ消える恐れあり)なので尚更不便です。
ボス戦前などはなるべく一旦自宅に戻ってセーブすれば防げるので避けようと思えば避けれるのがまだ救いです。
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▶少し残念な点×
★テストプレイ不足
BADポイントを一言でまとめると"テストプレイ不足"に尽きます。
大戦犯はデバッグチームなのですが、ちゃんとテストプレイすれば気づけたであろうバグも多いので品質管理の問題な気もします。
致命的な箇所はルビーのレベルとセーブデータ破損の危険の多さの2点です。
特にルビーは攻略情報無しに普通に気づきます。
知ってしまうとそれ以外の金策がほぼ意味をなさなくなるので農業の意義も減ります(一応RP回復のために農業をやった方がいいですが、金があれば玉子焼き大量買いでRPを回復する方が楽)。
続編のRF2もバグが多くRFF以降デバッグ担当が変わったといいますが、せっかくゲーム性自体はすごく面白いのに不具合で萎えさせられるのは残念です。
初作品ゆえの問題点…UIや操作性、ボリュームや会話パターン等諸々は仕方ないと思います。その辺は続編で改善している物が大半なのであまり気にしていません。
ただデバッグの手抜き(単なる能力不足?)で評価が大きく下がってしまったのはとてももったいなかったです。
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▶タバサさんと結婚!
RFFで次点嫁だったラピスと結婚する気満々でしたしラブ度も10まで上げていました......がタバサさんの笑顔が素敵すぎて急遽攻略しました()
なんとシリーズでも非常に珍しい逆プロポーズ!
ヒロインによってはあまり好意的なセリフを寄こさないキャラもいる中で堂々と想いを伝えるタバサの大胆さが輝きます。
ちなみに断る選択肢(というよりは保留)を選んだ際もとても素敵な言葉を返されます。メインヒロインかな?
かっこいい・・・・・
56し屋のような目つきがすきです。
RF1の大人しい雰囲気によくマッチしたキャラクターです。
(注:この辺の筆者のポエムはキモいので読まなくていいです)
RFFのタバサさんは優秀だけどちょっとアホの子っぽい顔でそれもそれで素敵でしたが、如何せんRFFは嫁候補のメンバーが強すぎるという中々なゲームだったのでほとんどタバサの好感度上げはやっていませんでした。
RF1のタバサさんは立ち位置は(正直)地味ながらも主君への忠誠心、エルフの女王という立場を一切奢らない誠実さ、雑貨屋での普通の女性としての一面などとても魅力的に描かれています。
イベントや会話量がそう豊富でないRF1において限られた情報で魅力を上手く引き出したキャラクターです。
がわ゛い゛い゛な゛ぁ゛^~
ただし、
料理得意じゃなかったんかい!!!!!!
北○鮮の主食かな?
メイドのお仕事忙しいからね。
しょうがないね。
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という感じでRFシリーズ制覇まであと残り2作(2とO)となりました。
RF外伝は知らん。やりたいんじゃ。
↓RFシリーズ過去感想記事です!↓