こんにちは、かてもすです。
お越しいただきありがとうございます。
先週末にディズニーシーに遊びに行って、帰りに「変なホテル 西葛西」というビジホに泊まりました。
そしたら色んな意味で感心したので感想を書いていきます。
文字通り"変"だと感じるかは人それぞれだと思うのですが、工夫をすることの大切さ・面白さが分かったような気がします。
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ディズニーの帰りにどこに泊まろうか?と考えたときに貧乏人の筆者たちはオフィシャルホテルやパーク近くの宿など泊まることもできず、格安値段と無料バス送迎付きがある変なホテルにしました。
名前的にヤバそうだと思っても予約しちゃうのはヨーロッパで目的地に着いてから宿探しをするよりまだマシです。
筆者たちは予定の便到着の1時間前にバス乗り場にいたのですが、ずいぶんと早くホテルのバスが来ました。
が運転手曰く、もう1つある変なホテルへ2回往復してから西葛西に行くよだから待っててねとやさしく言われました。イケメン。
ディズニーの最寄りの舞浜駅に変なホテル専用の送迎バスが来てくれるので乗ります。無料ですが先着順なので人数がオーバーすると乗れません。
筆者が載ったのは最終便の1本前だったので全員乗れましたが、最終便だと人数があふれるかもしれません。無料なので仕方ありませんね。
バスに揺られ20分?30分くらいしてホテルに到着しました。
が、いきなり頭おかしいです(褒め言葉)
なんだこれは…
タイムスリップしたのかな?
なおこの写真は翌朝に撮ったものです。
入ってすぐのレセプションには人が見当たらず代わりに恐竜の置物がありました。しかもちゃっかりクリスマスの装飾してますね。トナカイの鼻の位置おかしいよ。
じゃあどうやってチェックインするのかというと、恐竜の手前にある自動チェックイン機で行います。
あらかじめネットで予約して、現地で入力するものを入力して支払ってルームキーが出てきました。こういうのは結構操作が得意なので3分くらいでささっとチェックインできました。
ちなみに音声によるガイドがあります。
☆これから主流になると思われる自動チェックイン機を使った結果色々考えさせられました。
人件費を削減するのが主な目的だと思うのですが、この手の操作に慣れていれば(というかぶっちゃけやることは対人のチェックインと同じ)さっさとチェックインできてしますので個人的には楽で好きです。
人件費も削減できて筆者も喜んで一石二鳥!
でも日本には当然自動レジの導入を阻む老害の存在があります。
しかしこの宿のターゲットはディズニー帰りの客でなおかつ格安を求めて来る者達なので、高齢者がこの機器を1人で使うということにはなりづらいと思います。若者に絞ったターゲティングのため比較的自動化の弊害は受けづらいでしょう。
なお恐竜の前のカウンターには従業員を呼び出せるベルがあって、実際に呼んでいるお客さんもいました。なので万が一なんもわからないという人も安心です。
自動チェックイン機はまだまだ普及していませんが、これのおかげもあり宿泊費が非常に安い(2人1部屋約12000円/土曜)ので筆者的には満足です。
さらにこの宿には有人バスでの無料送迎サービスがあります。受付に従業員を充てる代わりにバスの運転手に充てることで、本来ディズニーランドからやや離れた場所にある西葛西で客を集めることに成功しています。
立地の不利さを人員配置でカバーしていますね。
なお前述の通りバスは他の店舗と共用なのですが、それでも自社のロゴが入った中型バスがあるだけすごいです。バスを持つのは大変だと思うのですが、それを他店舗と共有することで実現しています。
受付の人員を減らすことで様々な恩恵があると客の視点ではっきりと見えました。すごい。
と満足していたのですが若干気になる点もありました。
まず宿泊部屋が最初かなり寒かったです。どうやら全部屋供用の暖房設備が無いらしく、部屋に入ってからエアコンをオンにするしかないです。
ズボンと上着を脱いで速攻ベッドにダイブして暖を取りました。コストカットの弊害だと思うのですがこれくらいは仕方ないですね。
またホテル内に自販機がなかったのも不便で、コンビニまで徒歩2分くらいです。寒い夜中に飲み物を買いに行くのが手間です。夜に備えて舞浜駅でしっかり買い物をしておくとよさげです。
しかしこれらの気になる点は宿泊費用を考えれば大した問題点ではありません。むしろ一般的なビジホに比べれば部屋の通路が広くて水回りもきれいでした。
総じてコスパ最強で送迎付きという中々の満足感でした。
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名前のインパクトもさることながら、普通のビジホにはないサービスが様々な工夫によって実現されています。恐竜さんも含めて話題性抜群だと思います。
運営母体は聞けば納得のHISさんでした。
ハウステンボスを再建させた有能さそのままにこのホテルにも様々な知恵や営業努力が活きています。最低限の設備ながらも簡素化/自動化がなされたLCCさながらのホテルです。
宿泊業…というかサービス業は生産性が低く利益率も良くないという面があります。しかし人員配置の見直しやIT設備の導入、話題性のある奇抜な命名・マスコットの抜擢というひと手間で他社と差別化が容易にできます。
「変わり続ける」と変なホテルに書いてあったのは、変化を恐れずに様々な試みをやっていくという決意表明なんでしょう。
"変"は"変態"の変ではなく"変化"の変なんですね。
色々満足なのでディズニーの帰りにはとてもオススメです!
お読みいただきありがとうございました。
12月後半に行くとゲキ混みなので今のうちにクリスマス前取りディズニーを楽しみましょう!