こんにちは、かてもすです。
お越しいただきありがとうございます。
筆者は去年位から本格的にMLB(メジャーリーグ)に興味を持ち始めました。大谷翔平さんの影響です。ちなみにNPBは見始めて今年で11年目です。
今日2019/10/13はALCSというアメリカンリーグの頂点を決める4勝先取のプレーオフ試合の1戦目だったのですが、田中将大(マー君)(惑星最高の投手)(THE GAME(支配者))がアウェイで6回68球1安打無失点4奪三振1四球で2塁すら踏ませない一世一代の快投で勝利を成し遂げました。
マー君の快投はメジャー史に残る大記録…PS7戦連続2失点以下は最長、PS防御率1・32は歴代3位（中日スポーツ） - Yahoo!ニュース
そもそもこの大舞台に抜擢されるだけでもすごいのに、相手はレギュラーシーズン今期107勝のヒューストンアストロズです。3年連続100勝のアストロズの今期チームのwRC+125(打者の優秀さを表すセイバー指標)はMLB歴代2位で、言い換えれば歴代2位の攻撃力を持つチームです。このチート集団を田中は抑えたのです(ちなみに1位の記録は1927年の記録なので近代野球ではない)。
MLB NEWS@なんJ : アストロズさん、歴代2位の超強力打線だった
今日は3回くらいから試合をBS1で見始めたのですが、田中は時々ツーシームが甘いところに入りながらも、外のスライダーとスプリットを意識させてたため痛打されませんでした。強い当たりも全て野手の正面に飛んだり好守備が阻んだりして相手打線は沈黙しました。
これまで筆者は色んな野球の試合をリアタイで見てきましたが、今日の田中将大のピッチングは歴代1位といっても過言ではないくらいすごかったです。そしてかっこよかったです。
アストロズは過去の弱小時代にドラフトで集めた超有能野手に加えて、トレードで獲得した投手3本柱が凄まじく、歴代最強チームではないかという声も聞かれました。
大正義読売巨人軍も真っ青なアストロズの投打の最強戦力に屈することなく、真っ向から立ち向かった田中のピッチングは野球史に残るものでしょう(少なくともヤンキースと日本球界では)。
アストロズの一部打者がこのポストシーズンで若干調子を落としていることもありましたが、ヤンキースからすれば敵地で勝てたのは大きいです(相手は3本柱の1人グレインキー)。
ヤンキースも打線が強力ですが今年のアストロズがこのまま負ければ大波乱となります。田中将大は最低でもあと1試合は投げれるのでそこでの好投に大いに期待したいです。ちなみに今日6回68球で降板したのは7回の表で5点目が入って大方の決着がついたからです。
今年のMLBのPSはナリーグの大本命であるドジャースがまさかの地区シリーズで敗退(ロバーツとカーショウのせい)という波乱(風物詩)がありました。
野球のレギュラーシーズンは長いので戦力が充実しているチームが大体優勝しますが、短期決戦は何が起こるかわかりません。
田中は今日の試合に限らず、メジャーリーグに移ってからのPSの成績が凄まじいです。とりわけ被打率が歴代1位(今日まで)ととにかく打たれていません。
MLB NEWS@なんJ : 田中将大、PS5勝目！ 防御率 1.32←歴代3位 被打率 .148←歴代1位
カーショウに代表されるようにいくらレギュラーシーズンに圧倒的な成績を残せても、PSで打たれればワールドチャンピオンにはなれません。田中将大はレギュラーシーズンにタイトルを取るレベルの活躍はできていませんが、短期決戦で見ると歴代最強クラスの成績を残しています。
2年時の甲子園でもWBCでも日本シリーズでも優勝してきた田中なのに、3年時の甲子園でたった1度負けただけでものすごい悔しさを抱えました。今日の好投はその時の悔しさが間違いなく活きているでしょう。
アストロズのような圧倒的なチームが勝っても面白くないので、田中のいるヤンキースには頑張ってほしいです。このALCSは事実上のWSとも言われているので、後3勝をもぎ取ってほしいです。
それとニューヨークの新聞って超面白く、田中が打たれると「ヤンキースを破壊する」「もっとも価値のない選手」「イガワ」と酷評するのに、好投すると「惑星最高の投手」「宝石のようなマサヒロ」「殿堂入りレベル」と手のひら返しの大絶賛をするのです。
↑ここに歴代登板のNY紙の寸評が載っているので、口に飲み物を含んだ状態で読んでみてください。今日の評価も楽しみです！
台風のせいであまり今日の田中が報じられてませんが、今日の田中がめちゃくちゃかっこよかったので日記として書きました。
お読みいただきありがとうございました。
↑拾い物。今年1かわいそうな画像です。
