かてもすの日記

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ソシャゲの未来 モンストのオーブ配布で思うこと

 

 

こんにちは、かてもすです。

お越しいただきありがとうございます。

 

 

先月くらいからでしょうか、

モンストが大量のオーブを無料で配っています。

 

しかも数百個という単位で配布していて、オーブ175個を9800円で販売している会社のやることとは考えられないほど豪華で太っ腹な企画です。

 

なぜこういうことをするのか意図を考えると、ゲーム人口の減少に伴う既存プレイヤーの復帰及び新規の獲得を画策,射幸心の煽動,思い切った企画を行うことでの売名行為 といったことがが挙げられます。

 

たった2~4年前にはオーブを数個配布するのに公式が生放送であれこれ企画してた時期がありました。ものの数年後にオーブをこんなに大量配布するとは運営体制の変化の速さに驚くばかりです。

 

もちろんこの配布オーブがあるから確実に強いキャラをゲットできるとか、優位にゲームを勧められるかとかは別問題です。これだけ配布してもガチャの確率は悪いままで、オーブ全てをガチャに投資しても収穫がない人も多いかと思います。

 

 

幼い頃に誰もが考える「みんなお金がないのに国は何故お札を沢山印刷しないの?」という疑問の答えであるように、本来の有料通貨を無償で増やして配ることはその通貨の価値を下げる行為といっても過言ではありません。

今後はたしてモンストのオーブを課金して買う人が増えるのかといったことを疑問に思います。といってもその辺はプロのマーケターの下での企画実行だと思うので何かしら見込みはあるのだと思います。

 

ご存知めちゃくちゃCMを流して街中いたるところでプレイする人を見かけるモンストですらこういった思い切った企画をするのが今のソーシャルゲーム界の現状です。パズドラのヒットを歯切りに超発展したソシャゲ業界もいよいよ頭打ちになってきたという表れだと思います。

 

特にモンストの経営元のミクシィはプロ野球球団買取の話が出るなど、本業以外の事業でも儲けが欲しいという本心が赤裸々になっています。

 

ミクシィ、今期の利益は9割減を予想 「モンスト」の落ち込みで巨額の減収減益に - ねとらぼ

 

もちろんセールス予想を見ると数十億の売り上げを上げるゲームも多々あります。ソシャゲ全体が今後緩やかに衰退していくことを予想しています。

 

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そんな中今後のソーシャルゲーム界隈はどうなっていくのかといったことを考える…と言うとなんか堅苦しくなるので、思ったことで率直に予想していきます。

 

 

結論から言うと、

☆基本無料で楽しむことができ、「このゲームのためなら課金しても良いとみんなから思われるゲーム」が今後生き残れると考えます。

逆にプレイ期間関係なく課金が大前提で使用額がそのままステータスに直結するようなゲームは今後振るわないと考えます。

 

現在人気があるゲームの一部を見ると、ゲームシステムの根本的な部分には課金しなくても問題ないものが多いです。ですが収集物のコンプリートを目指すことやほんの少しでも他者より優位に進めるために課金が選択肢として用いられています。

 

例えば、

ポケモンGOは基本無料でモンスターボールが入手できるが、孵化装置やリュック拡張に課金がいる。
荒野行動も通常演習やレジャーは無料でできるが、一部スポーツカーや衣装スキンを得るために課金がいる。
アズレンもエンドコンテンツまで無料でできるが、スキンを集めるためには課金買いる。
モンストも最新コンテンツを初日クリアするレベルでなければ課金は不必要でキャラが揃う。

といったところです。これら4例には筆者が実際に遊んだうえで全ゲーム合計で~10000円ほど課金したことがあります。モンストは5年近く、荒野は1年半以上遊んでいるのにさほど課金の必要性を感じずに遊べているのは、ゲームバランスが優れているからでしょう。世界的に大人気なゲームであるフォートナイトもスキン商法で売り上げを出しています。

 

ケチな筆者でも1ゲームに数百円以上課金しているので、全ユーザーで換算すればかなりの収益になると思います。

 

そしてこれらのゲームに共通して言えることは課金額の大小より、そのゲームをどれだけ長くプレイしたかが概ね他者との実力比べに影響します。

 

アプリ配信初日から欠かさず毎日沢山プレイしている人であれば、たとえ無課金でも最上位を狙えるゲームシステムが多いです。それくらい無課金でもできることが多いゲームは人気が出やすいということです。当然ですが課金要素が無さ過ぎて運営費用が賄えない場合はビジネスとして失敗です。ユーザーに楽しんでもらい課金もしてもらうという、客も運営もWIN-WINなゲームが理想です。

 

そして先ほど書いた「このゲームのためなら課金しても良いとみんなから思われるゲーム」とはユーザーがゲームや運営を信頼することであり、まずは無料で遊んでみてこのゲームだったら課金してもいいなと思うようなゲームです。

 

すぐにサービス終了しそうなゲームに課金したいと思う人はいないでしょうし、短期間でインフレさせて最新コンテンツを得ることでしか勝てないゲームには課金する気が失せるでしょう。

 

ちなみに先日どっかで見たのですが、ダイエットのライザップさんって採用する人を人柄最重視で選んでいるらしいです。そして顧客に対して「このトレーナー(社員)のために痩せてあげたい!」と思わせてダイエットを成功させやすくしてるらしいです。

それと同じでソシャゲも「こんなに面白いゲームを無料でさせてくれる運営には少し課金してもいいかな」と思わせることが大事になってくると思います。お粗末な運営形態や声優やイラストで釣っただけのクソゲーは即サ終でしょう。

 

 

 

ちなみにどうでもいいかもしれませんが、筆者が最近プレイしている/起動したスマホゲームは

  • 荒野行動
  • アズールレーン
  • ドラゴンクエストライバルズ
  • モンスターストライク

の4種です。

プレイの頻度的には荒野4アズレン4ライバルズ1.5モンスト0.5くらいです。ライバルズは新弾が出た直後なのでやってますが、ほとんど荒野アズレンの2つをやっています。

 

荒野アズレンはどちらも他ゲームとの類似性が指摘された問題作であり外国企業が作った外資系ゲームですが、どちらも無課金でも上位プレイヤーと互角に戦い合うことが難しくないゲームデザインです。

 

荒野行動のセダンスキンやアズレンの結婚システムなど性能の差異に影響が出る課金アイテムは存在しますが、基本は課金額ではなく当ゲームを遊んだ時間によって実力が決まるというゲームです。

 

基本的なゲームバランスに課金はほぼ干渉しないが、見た目を変えるスキンなど他プレイヤーの差別化に課金が必要となる。こういったビジネスモデルが今後生き残るでしょう。

こういう運営方針のゲームは長期的な視野で売り上げを伸ばしていくので、開発資金をすぐに回収したい企業では思うように運営することができません。この性質から小さいゲーム会社は不利なので、大手企業が中心になっていくのではないでしょうか(これは割と従来でも同じか)。

 

また今後はソシャゲ運営が上手な外資系企業がどんどん進出してくると思います。アズレンを見るにキャラデザも運営がお金を掛ければ世界共通でウケるようなものに仕上げることが可能なので、今後は運営元が日本企業ではない人気ゲームが沢山出てくるでしょう。

 

 


ソーシャルゲームの課金ガチャは日本のゲーム業界を大きく変えました。

 

まとめると、
今後は課金して最強キャラを狙って攻略するゲームより、基本無料で課金の必要性が薄いゲームが主流になると思います。

その中で高いアクション性が求められるものやみんなと遊べるゲームが生き残っていくと思います。
単純にデザインの優れたキャラや有名声優しただけの粗末なゲームは運営が厳しくなるでしょう。あとは長期的な視野で儲けを出すソシャゲは(有能な)大手会社でないと運営が難しいと思います。

 

 

余談ですが、

ソシャゲのガチャで1番の当たりが出ないと運営に文句言うのは、宝くじ屋で3億円当たらないから文句を言うのと同じです。1番のレアアイテムはそんなに簡単には当たりません。

でもだからこそ当てたいと思う気持ちが芽生えて課金する人が沢山出てくるんですよね。
(荒野行動の「ご利用は計画的に」という文から察するに、運営も長い目でガチャを引き続けていつか当ててほしいということなのでしょう)

 

形態は違えどランダム性が付きまとうものは、視点を変えれば一種の詐欺です。

そのことに人々が気付き始めればコンプガチャ全般は廃れていくでしょう。

 

 

長くなってしまいましたが、

お読みいただきありがとうございました。

 

 

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